2013年6月15日土曜日

"現実" vs "認識" (1/25) - マネジメント vs マーケティング

今回は、「マーケティング脳 vs マネジメント脳 なぜ現場と経営層では話がかみ合わないのか?」という本について書いていきます。

経営側での考えとマーケティングでの考えの違いを 25 のポイントで書かれてある本です。

第一章は、「マネジメントは "現実" に取り組む vs マーケティングは "認識" に取り組む」です。

マネジメントは、事実や数字に着目して左脳で考え、問題の解決を図ります。原因を突き止めるために現実に取り組みます。

マーケティングは、二兎人の認識に取り組み、消費者がどう反応するか、心の動きを見ます。認識は数値化しにくいので、右脳を働かせて直感的に総合的に判断します。

マネジメントの人間は、この認識の重傷性を知らない訳ではないのです。問題は、認識は現実の反応に過ぎず、現実を変えれば認識も変わると考えている点だそうです。一方でマーケティングの人間はそう考えず、現実を変えるのは簡単だが認識を変えるのはとてつもなく難しいと考えているです。

この中でおもしろい例に触れられています。

一昔前のウオルマートの例です。ウオルマートは「自社には安物しかおいていない」と感じ、経営陣は「高級な商品を取り扱おう」という決めたそうです。多額の費用をかけて多くの広告を打ち、ファッションショーを行い、一万ドルのダイヤモンドの販売を始めたそうです。

結果はどうだったでしょうか?

この高級化の作戦は失敗したそうです。確かにそうですよね、ディスカウントストアで高級ダイヤモンドと言ってもピンときません。

マネジメントの人間は、経験的に妥当な方法を取ろうとします。「よりよい商品をより安く多く生産できれば市場の競争に勝てる」と思っています。

マーケティングの人間は、顧客の視点に立ってブランドについて考え「消費者に対する認識をどう利用すれば売り上げアップできるか」と考えています。

このようなことは普段会社の中で行われていると思いますよね。とても頭が痛いことですが、このマーケティングにあるように消費者の立場に立ってどのように感じるかを事前に考える、というのはとても大切だと改めて実感しました。

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